子どもに習い事を始めさせたいけれど、
「何を選べば良いかわからない・・・。」
「どうやってうちの子に合う習い事を選べば良いんだろう・・・。」
「習い事選びで失敗したくない!」
そう思って悩んでしまうママパパさんも多いと思います。
せっかく習い事をするなら、子どもが楽しんで続けられるものが良いですよね!そんな親御さんのお気持ち、とても理解できます。
もう悩みすぎなくても大丈夫。
この記事さえ読めば安心して習い事を選ぶことができます。
この記事では、習い事選びに失敗しないためにも、どのように選べば良いかも含めて明確に解説していきます。
【注意】子どもの習い事選び、なぜ失敗する?その3つの理由
まずは、お子さんの習い事選びをする際に「なぜ失敗するか」を把握しておきましょう。
先輩ママパパさんの口コミや体験談はとても参考になります。
また、目線を変えて「子どもだった経験のあるご自身の体験」も思い出しながら読み進めて下さいね!
親の負担が大きい
実は、「子どものために」を重視しているママパパさんが1番陥りやすい失敗談の理由として、この「親の負担が大きい」ことが挙げられます。頑張り屋さんのママパパさんに多いのも、この失敗です。
具体的な例を挙げると
- サッカーや野球で、道具や試合に向けての準備、送迎の負担
- ダンスやバレエなど、衣装制作や発表会のための準備
子どものためを想って始めた習い事が、いつの間にかママパパさんの負担や時間を大きく奪う結果になってしまい、親側がストレスと不眠に陥ってしまう・・・そんな事実があります。
「子どもの為に」と本当に思うなら、ママパパも無理しすぎず。
子どもの性格に合っていない
ネットの口コミやご近所の評判などでいくら人気の習い事でも、お子さんの性格に合っていないとあまり習う意味がないです。
私たち大人と同様、子どもたちにとっても、教室やスクールの雰囲気や先生との相性は大きく影響します。そのため、通う習い事を選ぶ場合は、必ず体験参加をしてみてから決める方が絶対に良いです。
体験の様子を(親御さんも一緒に見れる場合は)客観的にみて見た上で、参加したお子さんにどう思ったか素直に聞いてみて下さい。
意外と、まだ小さいからわからないかな?と思っていても、「ストレートで鋭い本音」を返してきたりしてくれます(笑)
出来るだけ日常の些細なことでも、「○○ちゃんはどう思う?」と質問を投げかけることで、自分の意見を言葉で伝える習慣が身につくので、聞いてみましょう。
親の想いが強すぎる
「子どもの性格に合っていない」ことを見分けられない瞬間が、子どもの成長を心から願っているはずのママパパさんにも実はあります。
それは、「親の想いが強すぎる」場合。
自身が出来なかった事、やってみたかった事、挫折してしまった事を、自分の子どもに託すママパパさんは結構いらっしゃいます。
もしかしたら、「あ・・・ちょっとそこ含めて習い事を選ぼうとしていたかも」とチクリときたママパパさんも今いるかもですね。
この難点は、「子どもが親の想いを汲み取りすぎて、『嫌だ』『やめたい』が言えなくなる」んです。
お子さんたちは、生まれた瞬間からママパパが大好きです。
徐々に自我が目覚め、会話ができるようになればなるほど、「ママパパを喜ばせたい」気持ちが増えます。お父さん/お母さんが嬉しそうに勧めてきた習い事に対して、大きな期待を感じ取った時、共感力の高いお子さんの場合は特に「行きたくない」気持ちを閉じ込めてしまう傾向にあるのです。
なので、どんなに小さいお子さんであっても、「○○ちゃんはどう思う?」「○○ちゃんはどうしたい?」を頻繁に、些細な日常生活の中でも聞いて、言葉で伝える習慣を作ってあげて下さい。
このように、「自分の意見がちゃんと言ってもOK」な環境を親子間で作ることができたら、ストレートにこう言っても大丈夫です。
「お母さんはピアノが弾けなかったから、○○ちゃんには弾けるようになって欲しいと思ってるんだけど、どうかな?」と。
どんなに小さくても、子どもの意思や好き嫌いはあります。
小さいうちから「自分の考えや意見を言っても、いつも変わらず大丈夫な場所」を親子間で作ってあげて下さい。
他記事 ママパパNaviについて
【失敗談】先輩ママパパが体験した子どもの習い事選びの実例
実際に合った失敗談をサクッと共有していきます。
上の子が水泳を習っていたので、下の子も習わせてみたが、泳ぎ方も上手くならず。また、本人もプールに入るまで辛そうにするため、この子には向いていなかったと反省。兄弟が習っているから、ではなく、この子に合うもので選んであげるべきだった。【50代女性】
「ピアノを習いたい」と言ったのに、将来のことを考えてお習字とそろばんを選んで習わせた。結局娘が大人になって「ピアノを習いたかった」「ピアノが欲しかった」と未だに言う。一方的に押し付けて、ごめん。【60代男性】
「友達が習っているから習いたい!」というので、近くの学習塾を習わせたが、友達との関係があまり良くない状況だったことを後から知った。習いたいのではなく、いじめっ子の顔色を伺い、友達の輪に一生懸命入ろうと努力していたようです。すぐに気付いてあげられなくて、ママ失格だなと苦しい。【30代女性】
また、大人たちに聞いた「子どもの頃の習い事の失敗談・体験談」もまとめてみました。
「ウソでしょ!?」な話もありますが、全部事実です(笑)
小学校5年生の頃、水泳教室が嫌すぎてやめたかった。
しかし、親に言えず、水着を公園で濡らして帰宅していた。後にコーチと親にバレて、怒られた。【40代男性】
バレエ教室の見学へ行った際、先生の指導口調が怖すぎて選ばなかった。【30代女性】
小学校4年生の頃まで自転車で近くの体操教室へ通っていたが、コーチが厳しかった。
教室へ向かう途中、車に衝突してしまった。でも、「遅刻したらコーチに怒られる」と思い、そのまま走って教室へ。何食わぬ顔をして、そのまま体操の練習をした。
しばらくして、「車にぶつかった自転車の子が中にいる」と跳ねた車の人が追いかけてきてしまい、コーチにかなり怒られた。無傷だから良かったものの、今思うと恐ろしい。【30代男性】
楽器に全然興味がなかったが、親の希望でピアノを小学生の間習っていた。
幼稚園から小学校5年生まで習ったのに、結局未だにほぼ弾けない・楽譜読めない。【20代女性】
【方法】子どもの習い事選びを成功させるために
では、ここからは実際に子どもの習い事選びを成功させる方法を解説していきます。
習い事費用が「家計の状況」に合っているか確認する
子どもに合っているかどうかの前に、まず最初に必ず確認すべきことは、習い事の費用と出費です。小学生までは特に、何がこの子に合っているのかを知るために、複数の習い事を体験させてあげたいと思うのが親心ですよね。
でも、最初から費用を掛け過ぎてしまい、家計が火の車なら、続けたくても続けれなくなります。
また、できるだけ家族が家族がそばに居てあげる時間が大切なのも、この頃です。
「習い事を多くさせてあげたいから」と言う理由で、ママが更に仕事を増やしてほとんど傍に居てあげられず寂しい思いをさせてしまう・・・これは本末転倒です。
まず、家計の状況の中から「毎月どれほどなら習い事にお金が遣えるか」を明確にしてから選びましょう。
お子さんが習い事を初めて、「この子に向いている!」ものと出会った場合、さらに出費が必要になる可能性もあります。
例えば、水泳や体操などであればオリンピックを目指すことになったり、バレエやピアノ、ダンスで才能が開花して専門コーチに習う必要が出てきたり・・・。
そうなった時は、そうなった時です。
それまでは、まず「毎月使える習い事費用の範囲」を決めて、お子さんに合うものを範囲内で探せば良いのです。
通う習い事なら、まず「体験・見学」をする
ご近所の口コミやネット上の評判がいくら良くても、お子さんの性格や得意なこと、好きなことかどうかは全く別です。
ママパパが情報収集することはとっても大切ではありますが、あまり周りの意見に惑わされず飲み込まれずに。本来の目的は、「うちの子が成長できること・楽しめること・向いていること」です。世間体よりも、子どもを最優先しましょう。
もし、通わせたいなと思う教室やスクールがあれば、体験をしてみましょう。
無料体験も多く存在しているので、遠慮なく色々参加してみるべきです。
また、体験でなくても、見学が可能な教室やスクールでももちろんOK !
「うちの子は内弁慶だわ」と思っていたのに、空手道場に見学に行ったら、「カッコイイ!」と興味を示す場合もありますし、見学の場合なら特に空気感を知ることが可能です。
先生との相性をチェックする
『通う習い事なら、必ずまず「体験・見学」をする』必要があるもう1つ重要な理由が、先生との相性です。
私たち大人と全く同様、子どもたちにだって人との相性があります。
「何を習うか」以上に「誰から習うか」が重要になります。
ご自身の体験を振り返ってみた際、意外と「学校の先生の言葉」だったり「お稽古場の雰囲気」は印象に強く残っていたりします。
大人と触れ合う機会が限られている幼少期から成長期にかけて、「大人」に対して今とは別のイメージを持っていた人もいるはずです。
大人と係わることに対して慣れていく最初のステップともいえます。
そのため、「先生とうちの子の相性が大丈夫かな?」というところをパパママさんは意識して見ておきましょう。
兄弟・姉妹が習っているから、で選ばない
実は1番多い失敗がこのケース。
兄弟・姉妹がいる場合、同じ時間にお稽古場所へ送迎ができるのでお母さん・お父さんとしては助かる習い事ではあります。しかし、本人(特に下の子)が無理していたり我慢している場合もあります。
お兄ちゃん、お姉ちゃんがいることが下の子にとっても安心材料にはなりますが、しばらく様子を見てみて「本当はどうしたいのか」はこっそり下の子にだけ聞いてあげて下さい。
下の子は空気を読むのが上手な子が多く、上の子の失敗を見て学ぶ傾向もあるため要領が良い子が多いです。でも、「上の子がその習い事を上手にこなしている」場合、「自分は嫌だと言うのは良くないかも」と空気を読む可能性が高いのです。
必ず、子ども一人一人と個別で会話する時間を意識して作ってあげて下さいね。
子どもと話し合いをして決める
最後に必ず習い事選びに欠かせないことは、「お子さんと話し合いして習い事を決める」ことです。
たくさん、いろんな聞き方をして見て下さい。
何度も質問の仕方を変えて聞いてみて、お子さんの本音とちゃんと向き合って見ましょう。
よくあるケースですが、「△△ちゃんも習ってるから、習いたい!」という場合。
それ自体が悪いわけではないですし、友達がいるから安心という意味もあるでしょう。ただ、本当に本人がやってみたい・興味がある習い事ではない可能性もあります。小さな子どもたちにもコミュニティがあるので、きっと何か理由があるはずです。
ちょっと意地悪な質問になりますが、
「もし、△△ちゃんがお稽古やめちゃったら、○○ちゃんはどうするの?」など、聞き方を色々変えてみて、お子さんの本音を引き出してみましょう。
たくさんたくさん、向き合って話し合って下さい。
その時間が、後にお互いにとって宝物となる大事な時間です。
参考記事【2022年最新】人気の子どもの習い事ランキング・傾向と変化について
習い事選び、本当に失敗しちゃダメなの?
ここまで、「習い事選びに失敗しない」「習い事選びを成功させる方法」についてお伝えしてきました。
でも、「習い事選び」の失敗はそんなに悪いことなのでしょうか?
もちろん、子どもの声も聞かず、下調べもせずに手当たり次第何度も良いから習わせることは、費用も高くなり無駄が多いと思います。
しかし、「体験・見学」もしてみて、子どもと話し合って「習いたい意志」も確認でき、いざ!お稽古を始めてみたけれども、「あまり向いていなかった」場合は多々あります。
でもそれは、「失敗」ではないのです。
ただ、「試してみたけれど向かなかった。ただそれだけ。」なのです。
結局、「失敗」とは、
・子どもが楽しそうにしていないのに続けさせた
・うちの子には明かに向いていないのに、続けさせた
・習い事を続けていく中で、子どもの声を汲み取れなかった
・子どもの様子や声を無視して、親の想いを押し付けた
このようなことが、結果「失敗」だと判断されるものです。
つまり、「変化や状況を確認しなかった」り、「状況に合わせて早い判断をしなかった」場合が失敗と呼ばれる状況になります。
以下4つを行うことができれば、「失敗」ではないのです。
- 習い事をスタートしたら、変化や状況を確認する
- 子どもの様子や声を定期的に確認する
- 「合っていないな」と現状を判断したら、サクッとやめる
- ポジティブに、別の習い事など、子どもと相談しながらまた決める
これは、私たち大人にもいえる事です。
仕事でも、子育てでも、家事でも趣味でも。
やってみないとわからない事ってたくさんあります。
やってみてダメだったら、やめて違うことを選べば良いのです。
まとめ
如何でしたか?
この記事が、習い事選びに迷っているママパパさんにとって、ちょっとでも気持ちを軽くして参考になったら嬉しいです。