2024年 人気の子どもの習い事ランキング・傾向と変化について

コラム

子どもの頃、あなたはどんな習い事をしていましたか?

ご自身が「経験したお稽古・習い事」以外にも、「うちの子にはこんなことを習わせたい」「この子に向いているものを学ばせてあげたい」そう思うのが親心ですよね。

また、お子さんから「これを習いたい!」とお願いされることも、成長の中であるはずです。

この記事では、現在どのような習い事が人気で、実際にどんなものがあるのかを徹底解説しています。
具体的な調査データを基に解説していますので、現在悩んでいらっしゃるパパ/ママさんはご参考になさって下さい。

【調査結果】小学生がしてみたい習い事の上位はICT技術系

時代の変化に合わせて、大人の私たちも働き方や生活の仕方が大きく変わってきた今日この頃。それは私たちだけではなく、子どもの日常にも大きな影響を与えています。

2021年のデータを基に、子どもたちの習い事を分析解説してみました。

小学生が今後してみたい・保護者がさせたい習い事 BEST5

全国の小学生と保護者1,236組に対し、習い事の現状・オンラインでの習い事への意識・保護者自身の幼少期の習い事について、株式会社ベネッセコーポレーションがアンケート調査を実施した結果がこちらです。

今の時代らしく、「小学生がしてみたい習い事の上位」はICT技術系(1位動画制作・2位プログラミング)が入っています。

引用元:ベネッセホールディングス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000939.000000120.html
  • 調査対象:3歳~12歳の子どもの保護者1,854人
  • 調査期間:2021年6月11日~13日

ICTとは?

ICTとは、(Information and Communication Technology|情報通信技術)の略。PCだけでなくスマホやスマートスピーカー等、さまざまな形状のコンピュータを使った情報処理や通信技術の総称です。

IT(Information Technology|情報技術は聞いたことがあると思います。
ICTとITの違いは、「Communication(通信、伝達)」という言葉が入っている通り、コミュニケーションの要素を含めたものかどうか、というところにあります。単なる情報処理にとどまらず、ネットワーク通信を利用した情報・知識の共有を重要視しているのです。

PCやスマートスピーカー・タブレットなどの情報端末を設置し、無線LANのような接続環境を整備しただけでは、ICTを実現したとは判断されません。

つまり、ICTは、「設置・導入するだけでなく、情報や技術をどのように活用するか」が重要とされています。

  • IT(Information Technology|情報技術)
    ハードウェアやソフトウェア、インフラなどコンピュータ関連の技術そのものを指す
  • ICT(Information and Communication Technology|情報通信技術)
    情報を伝達することを重視し、医療・教育等におけるその技術の活用方法・方法論

経済産業省では、通信技術そのものを「IT」を用いています。
総務省では、情報通信産業を扱うことが多いため、「ICT」を使っています。

小学生が今後してみたい習い事は「なりたい職業」と関連

この「小学生がしてみたい習い事」が小学生がなりたい職業にピッタリと関連付いています。
この結果は、それだけ子どもたちが日常的に触れているメディアが大きく変化し、影響していると言えます。

引用元:ベネッセホールディングス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000939.000000120.html

保護者がオンラインでさせてみたい習い事 BEST5

同じ調査の中で、「保護者がオンラインで子どもに習わせたいもの」の結果は以下の通り。上位3位は全てインターネット社会・グローバル社会で活かせる技術を習得するためのものでした。

引用元:ベネッセホールディングス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000939.000000120.html

実際に、コロナ禍の影響も含め、「子どもの学習にオンラインを活用したい」と考えている保護者の方々は以下の結果でした。(調査:2021年1月)

引用元:ベネッセ教育総合研究所
幼児期から小学校低学年の親子の メディア活用調査

2017年に比べ、時代の変化に伴いデバイス(スマホやタブレット)を日常的に利用する機会が保護者の方々も増えました。そのため、スマホやタブレットを利用することへの抵抗感も減ってきているのが現状です。

引用元:ベネッセ教育総合研究所
幼児期から小学校低学年の親子の メディア活用調査

その中でも、スマホよりもタブレットを活用することに対する抵抗感が大きく変化しています。
アニメ視聴や学習ツール・遊びながら学べる学習アプリや絵本など、タッチパネルで利用できるツールとして、持ち運べて画面が大きいタブレットは便利で既にお持ちの家庭も多いことでしょう。

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習い事はいつから始めるべき?

「子どもの習い事をいつから始めるべきなんだろう・・・?」
そんな風に、いつから何を始めるべきなのか、初めてのお子さんの場合は特に悩みますよね。

統計結果を見ていきながら参考になさって下さい。

年齢別|初めて習い事を始めた年齢

引用元:ミキハウス子育て総研 https://www.happy-note.com/research/10979.html

2021年のミキハウス子育て総研の調査により、3歳5歳7歳の3つの年齢区分で初めての習い事をスタートする傾向にあることがわかっています。

子どもたちの成長に合わせたり、保育園や幼稚園、小学校へ通うなどの人と係わる環境変化に合わせて、習い事をスタートさせることが多いようです。

2021年調査結果|実際に子どもに通わせている習い事

引用元:ミキハウス子育て総研 https://www.happy-note.com/research/10979.html

実際に「通わせている習い事」はほぼスポーツ系の習い事です。
1番人気のスイミングは、永年習い事上位に常に君臨し続けているお稽古。ピアノ・体操・ダンス・音楽・バレエなど。

自宅でタブレット端末では難しい「通わないとできない」習い事が、変わらず人気であるという結果になっています。

1位:スイミング
2位:ピアノ
3位:英語・英会話
4位:体育・体操
5位:学習塾
6位:ダンス / くもん
8位:習字
9位:サッカー / そろばん

そして、ダンス・くもんが同6位。サッカー・ソロバンが同9位でした。
学習系と運動系という真逆の習い事で同じランキングという結果から、幅広く経験させて可能性を見出したいというお父さん/お母さんの想いが汲み取れます。

【理由】何故スイミングが1番人気なのか?

では、何故スイミングが習い事でずっと1番人気なのでしょうか?
様々な口コミや保護者の方から個別に聞いて調査してみた結果、ほぼ同じ理由と意見でした。

その理由は、子どものことを1番に考えた親心が含まれていました。

  • 怪我をするリスクが少ない
  • 万が一の時に、泳げた方がいい
  • 全身を動かす運動のため、子どもの筋力作りに役立つ
  • 通い続けることで、泳げる種類が増えたりと子ども自身も親も成長が実感できる

また、忙しいお父さん/お母さんのこんなメリットについても意見がありました。
お母さん/お父さん、本当お疲れ様です!(笑)

  • 体力MAXの子どもが思いっきり運動することで、エネルギー消耗させることができる
  • 子どもが水泳中手を離れるので、スーパーへ食材の買い出しへ行ける

つまり、バランスよく習い事をすることが大切だということ

子どもの習い事の人気は、タブレット等を利用した「自宅でできるオンライン」が上がってきていますが、同時に体力的発散ができる「身体を動かす運動系」も組み込む必要があるといえます。

お子さんの性格や社交性にもよりますが、偏らずにどちらもバランスよく活用することで、子どもが何が得意なのか何が好きなのか一緒に話し合いながら決めることも大切です。

子どもの習い事ランキング/人気の習い事は何?

【年齢別】人気の習い事ランキングTOP5

ここからは、年齢別の習い事人気ランキングを共有していきます。
2021・2020年度は年齢別内訳が見つからなかったため、少し古いデータですが2019年度のミキハウス子育て総研「通わせてますか?習い事」を参照しています。

0~2歳に人気の習い事TOP5

0〜2歳では「楽しく体を動かせる習い事」を選んでいる傾向があります。

1位 スイミング
2位 本人の希望するもの
3位 ピアノ
4位 英語・英会話
5位 リトミック・音楽教室

3~5歳に人気の習い事ランキングTOP5

3〜5歳になると、「学習系・礼儀作法を身につける習い事」を選ぶ傾向が強いです。

1位 スイミング
2位 本人の希望するもの
3位 英語・英会話
4位 くもん
5位 柔道・剣道・空手など武道

6歳以上に人気の習い事ランキングTOP5

6歳以上になると、「本人の意志」で選ぶ習い事が増えてきます。
友達が習っていて「自分もやってみたい!」という場合もあるだけでなく、自分の意志がはっきりとしてくる大切な時期です。

同時に、「学習系の習い事に通わせたい」と考えるお父さん/お母さんが増えてくるのもこの頃です。

1位 本人の希望するもの
2位 スイミング
3位 英語・英会話
4位 習字
5位 そろばん

【必見】2022年〜将来役に立つおすすめの習い事

これからの時代、子どもたちが将来食べていけるように、様々な技術に触れておく必要があります。既に進んでいる働き方の変化や、AIの導入により、仕事の種類も大きく変わってくるはずだからです。

ここからは、おすすめのジャンルに絞って解説していきます。

英語学習・英会話はおすすめ

これからは更に語学力があるに越した事はありません。
もちろん、既にWebやアプリでも自動翻訳機能ツールが多く存在しています。

しかし、「自ら使える事」と「ツールだけに頼る事」は、今後世界との距離感がなくなりつつある未来において、全く別物です。

また、子どもの将来を考えた際、学歴面や仕事面に関しても影響が出てくるといえます。
小さい頃から英語等の語学に抵抗なく触れる機会を増やしてあげることがおすすめです。

おすすめの英語学習・英会話 4選

遊び感覚で英語を学ぶことができるものを4つ厳選しました。まず無料体験で楽しめるかどうか試すことをおすすめします。

無料体験があるおすすめのオンライン英会話
  1. 子供のスキルアップ英語レッスン【NovaKid】
    米国を拠点とした会社で、19カ国で展開され7万人以上が利用
    無料体験レッスンあり
    【対象年齢】4〜12歳まで
  2. hanaso kids
    ネイティブスピーカーの先生とマンツーマンで英語が学べる
    2回の無料体験レッスンあり
    【対象年齢】4〜12歳まで
  3. オンライン・インターナショナルスクールGlobal Step Academy
    インターナショナルスクールのバックグラウンドを活かして本格的な英語を学べる
    2週間の無料体験あり
    【対象年齢】3〜15歳まで
  4. 無料体験実施中!【ワールドアイキッズ】
    10,000人以上を指導したコンシェルジュがいる月額1980円からのオンライン英会話
    2回の無料体験レッスンあり
    【対象年齢】3〜12歳(小学6年生)まで

幼少期の場合は、楽しめること」が1番大切な時期でもあるので、遊びながらできるものがおすすめです。

エンジニア・プログラミングはおすすめ

2020年度から、小学校でプログラミング教育が必修となったため、認知が拡がりました。

既に、多くのプログラミング学習や教室が増え続けています。
社会がデジタル化していく中、プロとしてエンジニアやプログラマーにならなくても、基礎知識として触れて知っておく方が良いと言えるジャンルです。

また、プログラミングを通して論理的思考力・集中力が養われるため、インターネット・情報化社会の役に立つ基礎知識となり得るでしょう。

エインジニア・プログラミングの身につけ方

お父さん/お母さんがプログラミング知識があれば、自宅で少しずつ教えていく方法もアリです。

実際、IT企業で技術職の人は、子どもにエンジニアやプログラミングの仕組みを小学生になってから遊び感覚で教えている同僚も多くいました。

ただ、ほとんどの保護者がプログラミング知識がない状態が普通です。
最初は、習い事として「遊び感覚」で触れさせてみて、その子本人が「好きなこと」「嫌いなこと」どちらになるのかを一度体験させてみるのが1番良いでしょう。

おすすめのエンジニア・プログラミング学習 1選

プログラミング・エンジニア学習に良いものに絞り、1つ厳選しました。
特に、化学や実験などが好きなお子さんには、Groovy Lab in a Boxがおすすめです。

通信教育はおすすめ

現在推奨されているテレワーク・リモートワークなど、大人の私たちの働き方に変化が起こっています。流行病が終わった後でも、おそらくこの変化は加速するはずです。外務省が掲げているSDGsでも、ポスト・コロナ時代における目標の中で今後更に変化を促す動きが実際にあります。

そんな中、これからを生き抜く子どもたちには、「自ら学習する力」が必要になってきます。
通信教育は自主性自己管理能力が高められるメリットがあります。現在オンライン授業等にも触れ、今の子どもたちの学習方法は自己管理と自主性が求められる事は間違いないです。

おすすめの通信教育 4選

ここからは自宅で学習できる4つの通信教育を厳選しました。

おすすめの通信教育
  1. 0歳〜6歳の内容が自由に学べる、インターネット不要のタブレット知育教材【天神】幼児タブレット版
    モンテッソーリ教育の考えを採用したデジタル学習教材
    【対象年齢】0〜6歳まで
  2. 【こどもちゃれんじ】
    しまじろうと一緒に豊かな体験を通して未来をきり開く力を育みます
    【対象年齢】0〜6歳まで
  3. こぐま会教材、提携SAPIX(サピックス)ピグマの「幼児通信教育モコモコゼミ」
  4. 通信教育ならデキタス

習い事を選ぶ際におすすめなたった1つの方法

ここからは、小学生〜子どもに習い事を選ぶ際におすすめな方法を簡単に解説していきます。

それは、「パパ/ママが知識のない習い事を選ぶ」ことです。

スポーツ系・学習系など、複数習い事を選ぶ場合、1つはこの方法で選んで欲しいのです。
理由は以下の通りとなります。

  • 子どもが、親に習ったことを話して教えることで、アウトプットができる
  • パパ/ママが知らないことを学ぶことで、「(ママ/パパへ)伝えたい」「もっと学びたい」と思うようになり、子ども自身の成長意欲に結びつく
  • 「知らなかった!」「すごいね!」と親が反応することで、子どもの自尊心が高まる

学習系の習い事(英会話やプログラミング等の技術系)は特に、インプットだけでなくアウトプットが必要になります。

つまり、習ったこと・学んだ事を生かして「表現」しないと、技術として残りにくいのです。

そのため、お父さん/お母さんが知識がない方が、子どもからアウトプットしてもらうことで始めて知るため、素直な驚きと賞賛を子どもに返すことができます。

また、「すごいね!」「知らなかった!」「そんなこともできるの!?」と伝えることで、子ども側も”褒められた””自分はこれが得意なんだ”と自信に繋がります。

子どもの時に褒められたことは、意外と大人になっていたりしても覚えているものです。
好きなことで褒められた経験があれば、将来専攻や仕事を選ぶ際に後押ししてくれるきっかけにもなります。

まとめ|子どもの声を聞きながら習い事を選ぼう

如何でしたか?
習い事は、たくさんすれば良いわけでもなく、かといって無理強いして通わすものでもありません。
「子どもの可能性を見つける手段」であり、あくまで子どもが楽しく成長するきっかけです。

小さなお子さんでも、「好き」「嫌い」は必ずあります。
大切に思う我が子だから、相談しながら、子どもが楽しい・嬉しいと思えるコミュニケーションの一つとして取り入れていきましょう。

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